■ ヘルニアの痛みが治る!骨盤調整理論とは・・・?
痛みに苦しんでいる人にとって、ヘルニアがあろうがなかろうが、そんなことはどうでも良いことです。大事なのは、辛い痛みから速く開放されたいことです。
人の体は生きている限りさまざまな動きをします。この動きの中心になっているのが、骨盤の中にある仙腸関節です。
腰痛、坐骨神経痛などの痛みをもたらすメカニズムには仙腸関節が深く関係しています。
仙腸関節は、骨盤の中央で仙骨と腸骨からなる関節で左右1対あります。
医学界では、仙腸関節はレントゲンにも写らず動きも小さいので不動関節と言われていますが、しかし実際には上下左右ななめと動いています。
左右1対ある仙腸関節のうち、なぜか右の方が90%狂いやすくなっています。
なぜなら人体中最大の内臓である肝臓(約1200g)が体の右側にあり、これが右の仙腸関節に常に重圧を加えているからです。
これは人類の直立歩行が始まって以来背負うべき宿命です。
仙腸関節のズレは骨盤全体を歪ませて、骨盤の上に乗る背骨に影響を与えます。その結果、腰椎周辺の筋肉が硬直して神経を圧迫し、激烈な痛み・・・と言う順序で椎間板ヘルニアと言う病名が発生します。
これが椎間板ヘルニアの痛みのメカニズムです。
重要な事は、骨盤が狂うから腰椎も当然狂うということです。
レントゲンで写すと腰椎の歪みが解かるので、椎間板ヘルニアという病名をつけられます。仮にヘルニアがあって軟骨が飛び出して神経に当たるのだから痛いはずです。
しかしここから出る神経は繊維状(馬尾神経と言って馬のシッポを束ねたようなもの)のものなので、圧迫されても横に逃げる余裕があります。
もし痛みがあっても、それは激痛などではなく軽減なもので身動きができないほどの痛みではありません。そういう痛みはヘルニアが原因ではなく、骨盤の変位によって周辺の筋肉の硬直から起こります。
硬直した筋肉が椎体を変形させ、その椎体内の脊髄神経の周辺を刺激することで激しい痛みを引き起こすのです。これがヘルニアの真因です。
椎間板ヘルニアの痛みを取り去るには、その根本原因である仙腸関節のズレを正し骨盤の歪みを治すことが重要なんです。
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