原因はいろいろありますが、姿勢が悪い事から始まると考えられます。成長期は骨、筋肉が未熟で、姿勢が悪いと段々骨格が狂わされます。脊柱の狂い方は大きく3種類に分類されます。
@S字状変位
右仙腸関節の狂いは骨盤を上方に、左骨盤を外後方に変位させる。腰椎で左に、胸椎中間部で右に、肩甲骨間部で左に曲がりS字状になります。更に首は右に傾きます。S字状変位は基本的な狂いかたで、骨盤が正しくなると自然に治っていきます。
A単純性の側湾
多くは脊柱が右側に側湾しています。側湾症と言われる多くは単純性の側湾ですが、骨盤を正す事によって治っていきます。しかし治った後に正しい姿勢を保つ事が大切です。
B本格的側湾
側湾した方の背中が盛り上がってきて、進行すると肋骨まで変形する事があり、左右のウエストのくびれ方が違ったりします。中学から高校へと大人の骨格になる頃に多くみられ、治療をしても年単位でしか効果が現れず、肋骨の変形まで治る可能性は極めて低いです。
大切な事は早期発見で、悪い姿勢は気づいたら治す事です。風呂上りなどに、背中を気をつけて見るようにしてください。 |